『室生犀星詩集』 室生犀星著
小学生か中学生時代に国語の教科書で出会いました。
その頃から彼の作品「小景異情 その二」が大好きです。
「ふるさとは遠きにありて思ふもの」から始まるその詩を読むと、東京で一人暮らしをしていた頃を思い出します。
帰りたいけど帰れない・・・仕事や人間関係がつらくてくじけそうなときも、この詩を胸にがんばっていました。
そんな決意はどこへやら、結局は8年間でまんまと帰ってきてしまいましたが(笑)
今は、ここでずっと暮らしていくのだろうなと思ってはいますが、同時に心の奥に大事に隠し持っている私がいます。
「遠きみやこにかへらばや・・・」