母の問わず語り -辻遊廓追想-
著者:真喜志きさ子
語っているのは「乙姫劇団」で男役を演じていた沖縄芝居の俳優上間初枝さん。今帰仁村崎山で生まれました。
タイトルだけ見ると単なる母と娘の物語に見えるが、母は辻の遊郭に売られたジュリであり戦後は沖縄一の女優であった事など包み隠さず書かれていてとても堂々としている。
当時の周りに居たジュリ達のこともありのままに書かれていて、特に沖縄戦32軍の壕の中での語りは歴史書を読んでいるようであった。戦後の貧しい時代自分の母と同じ時代に生きた人、作者は私と同じ世代かしら。

来館おまちしています(^^♪

